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小口先生との初めての出会い。
小口先生。
私が初めて先生とお会いした時のこと。
先生は、覚えていらっしゃいますか。
私は今でも鮮明に記憶しています。
かなり古いお話になりますが、昭和50年代の後半、、、先生はたぶん60歳前後。
私は20歳になったかならないかの頃で、まだまだ太鼓初心者の域を脱してはいない時期でした。
(まあ今でもその域かもしれませんが、、、)
私が太鼓を習っていたお寺さんの周年行事での記念講演会で先生がゲストに招かれた時でした。
ようやく「飛龍三段返し」「勇駒」「神楽」「諏訪雷」などを必死になって覚えた頃で、「こんなスゴイ曲を作曲したり編曲したりしている小口先生という方は、いったいどういう方なんだろうか?」と、期待と緊張に胸をふくらませながら、太鼓の準備をしていたことを思い出します。
実際に来苑された先生は、本当に穏やかなお顔でなんだかとても安心したというか、「先生といろいろなお話をしたいなあ。質問してみたいなあ」と心から思いました。
最初に先生が話された講演の雰囲気は、私が太鼓についていっっぱい吸収しようとしていた時期だったのでというのもあるのかもしれませんが、本当に引き込まれました。
特に生命力(苦しいときに太鼓を打ち続けていったとき権化が自分に宿る)の大切さを熱く語られた時のお話は、本当に感動しました。
そういう力は、先生が太鼓を通じての世界平和や和の力、皆さんに聴いていただき喜んで頂く心。
そのような思いを常に心に宿しながら実践されてきたという裏付けがあるから存在するパワーなんだと思いました。
でも何と言ってもそのあとの演奏が圧巻。感動。もうその場から動けなかった、、、
今でこそ、先生のような(むしろもっと複雑な)演奏形態の太鼓打ちも数多くいらっしゃるとは思いますが、当時ではそのようなスタイルを私自身は想像できるはずもなく、ただその場に立ち尽くす、、そして終わったあとに拍手を送り続ける以外ありませんでした。
その曲は「雪おろし」。
先生のソロでした。
(今の阿修羅。私達の勇猛心はこの曲が原形です)
まさに権化が乗りうつる。というよりも千手観音ではないか、、、そこに苦しいはずの先生の顔が笑顔でいらっしゃること自体が信じられませんでした。
上記に書いた御諏訪の曲や、私が所属していたチームの「不動心」という曲が今までの私の1番の曲でしたが、そこでは私の考えは一新されました。
もちろんその他の曲も良いのですが、雪おろしという曲を通じて、先生一人でここまで太鼓たるものを表現してしまうその存在感にただ感動してしまったのでした。
終了後、まだ興奮冷めやらぬ私たちに対して「皆さんの師である西野君についていけば大丈夫だからしっかり頑張るといいでね」みたいな事を言って頂きまして、私の新たな太鼓への覚悟が定まったのです。
今想うと、私自身も太鼓を通じてここまで自分自身の可能性や、人とのつながり。
人格形成がなされるとは夢にも思いませんでした。
でもまぎれもなく太鼓との出会い。
そして、太鼓を通じて先生が教えて下さった数々の心の在り方を実践できたからこそ、今の自分があるのだと思います。
これからも想い出を書き込んでいきたいと思います。
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| 太鼓
| 11:34
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小口先生への追悼その1
先生。小口先生、、、
本日お嬢様の佳澄さんに連絡させて頂きました。
密葬にて執り行われるお通夜と告別式。
どうしても調整がとれずに足を運ぶ事ができないこと。
どうかお許しください。
もうお話しすることがかなわないと云う事。
わかってはいても、あまりに悲しくて未だに信じられません。
―人に死のある如く、万有に常住のものはなく、流転の苦しみに辺際なく息むことなし―
いつかは人に終わりが訪れることに対することはわかってはいるといます。
しかし、あまりにも突然に訪れた大悲痛事に私はただ悲しみを、涙を抑える事ができません。
それは私だけではないはずです。
私はずっと考えていました。
多くの方々が、私に向けて先生のこと。メールを下さり励ましてくださいました。
私よりももっとつらい思いをされている方もいらっしゃるのに、申し訳ないと心から思います。
私は、20歳になって先生にお会いして、頂いたまさに宝物の体験を、ここにこれから書かせて頂く事に決めました。
私だけのものにしてはいけない。
もっと多くの方々に伝えていく必要があると思ったのです。
至らない内容かもしれませんが、させて頂きます。
今はたくさんありすぎてまとまりませんが、少しずつここにカキコさせて頂きます。
先生、、、今まで本当にありがとうございました。
先生のことは絶対に忘れません。
今の私があるのは、先生がいらっしゃったからこそあるのです。
先生、、、さようなら。
-合掌-
| 太鼓
| 00:27
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訃報 御諏訪太鼓宗家小口大八先生。
昨日、私の永遠の師匠であります御諏訪太鼓宗家 小口大八先生がお亡くなりになりました


概要は以下の通りですが、まだ私はどうしたらいいかわかりません。
もうお会いできないことを考えると、ショックで頭が真っ白です。
御諏訪太鼓宗家の小口大八さん、車にはねられ死亡
26日午後7時30分ごろ、長野県岡谷市神明町の県道で、自宅前の道路を横断していた「御諏訪太鼓」宗家で日本太鼓連盟副会長・小口大八(おぐちだいはち)さん(84)が、近くに住む会社役員保科久博さん(56)の乗用車にはねられ、病院に運ばれたが、11時間後に出血性ショックで死亡した。
小口さんは、大きさの異なる複数の太鼓を組み合わせて、大人数で演奏する「組太鼓」(複式複打法)を考案。1951年には、長野県諏訪地方に伝わる神楽などをルーツとする和太鼓演奏を復元し、「御諏訪太鼓」として普及させた。98年の長野冬季五輪の閉会式では、自作の曲を演奏するなど、和太鼓の第一人者として知られた。
(2008年6月27日12時07分 読売新聞)
今はとにかく心からご冥福をお祈りいたします。
| 太鼓
| 13:14
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新しい1年生
実は、現有部員の1年生が頑張っている姿を見て、他の1年生が新たに入部してきました。
1人は男子。なかなかやる気があります。
すぐに慣れるでしょうし、追いつくと思います。
もう一人の女子も、なかなかセンスがありよくやっているのですが、彼女は当面親の反対がありまして入部することが出来ません。
でもなんとか道がつくように、体験入部でもいいからおいでよということで声をかけています。
なんだかこの波が去年きていればなあなんて思ったりもしますが、それも贅沢ですよね。
でもなんだか嬉しいですね。
卒業生諸君へ。
いよいよ演奏シーズンが始まりますので、まだ未定などで連絡をくれていない者は大至急以下の
7月5日、12日、19日の予定を早くコヤブまで教えて下さいませ。
| 太鼓
| 08:55
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12日の練習で見学者が。
12日は、池尻小学校のPTAの皆様が7月12日の池尻小学校体育館の演奏(深沢高校和太鼓部コンサートというチラシになっていたので、かなり大々的になっていて恐縮しましたが、、、)の前見学に来て下さるというので、3曲ほど生徒達に練習させていました。
すると、別に深沢の卒業生というANAインターコンチネンタルホテル東京の森川さんという方から連絡がありまして「海外から来られるお客様が、どうしても和太鼓の演奏を聴きたいとおっしゃるので演奏はないですか?」と質問が来たので、ここでまた一緒に来てもらうことにしました。
海外の方は、高校を卒業した息子さんの為に来日されたようで、ゼロックスの偉い方みたいでした。
曲は、御諏訪太鼓メドレーと感謝~虚空、最後の伝承の3曲でした。
皆様本当に真剣に聴いて下さり、最後は目に涙を浮かべて観ておられたのは印象的でした。
そしてこのような手法で聴いて頂くのもいいなと思ってしまったのでした。
池尻小学校の担当のNさんから「まだ興奮さめやらない状況で、本当に当日が楽しみです」と、メールまで頂き、当日頑張ろうという気持ちになれたのでした。
頑張っていきます。
| 太鼓
| 14:19
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最近の部活状況。
皆様お久しぶりです。
ようやく体育祭が終了致しましてカキコできます。
7月に入りますと演奏が毎週末に目白押しの状況なんですが、体育祭も順延順延の中にようやく終わりまして、和太鼓部のメンバーも、競技や仕事に一生懸命でした。
さて、1年生はといえば、曲についてはとりあえず教えまくってます。
時間があれば私もなるべく教えに行くようにしているのですが、とにかく11人は多いので、じっくりというわけにはいかないところもありまして、曲を教え、後に打ち方、フォームと全体に通じるものを集約して指導するしかないのかなと、、、、、
でも1年生は全体的にまじめでとても良いと思います。
その点から派生して、3年生も自覚が出てきたこともあるかとは思います。
7月20日が1年生のデビューですが、どうか応援よろしくお願いします。
なお、今後の演奏
7月 5日土曜 組合教員バレー決勝大会オープニング演奏(予定)
7月12日土曜 池尻小学校
7月17日木曜 井の頭病院盆踊り(予定)
7月19日日曜 向ヶ丘遊園民家夏祭り
7月20日日曜 深沢神社夏祭り
7月27日日曜 おどろき等々力まつり
8月2,3日 八王子まつり
ですです。
| 太鼓
| 09:56
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神田屋ふーちゃんの披露パーティー演奏
5月31日は夜七時半から、渋谷のセルリアンタワー2F【JZ Brat】ジェーズィーブラットにて、日頃大変お世話になっている神田屋寿司のお嬢さんふーちゃんが、公開講座に受講にも来てくれていたご主人の近藤さんと、晴れて結婚披露パーティーをされるというので、和太鼓の演奏で、お祝いさせて頂きました。
なんだかすごくふーちゃんもきれいだったし近藤さんもたくましく幸せそうに見えました。
当たり前ですけどね。
私たちは、入場の際に勇駒。中座中に3曲【感謝、諏訪雷、勇猛心】をさせて頂きました。
意外にも初めて聴いて下さった方も多く、すごく好評だったと聞きうれしい気持ちでいっぱいになりました。参加した5人の卒業生も喜んでいました。
セルリアンタワーの従業員の方は、みんな丁寧な対応で、それもすごくびっくりしました。
素晴らしい対応でした。
よかったです。
お世話になった方々の為に演奏をさせていただくことは本当にうれしいですね。
ご主人やおかみさんに喜んでいただけたこともまたうれしかったです。
これからも頑張ります。
| 太鼓
| 17:11
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